介護現場では高齢者の介護をするのが最終目的ではなく、高齢者に前向きなメンタルを持って生きようという気持ちを持ってもらうのが大切な目標です。
介護施設で働いているときには、常に意識すべきポイントではあるものの、実際に介護現場で働いていると、あまりの忙しさに忘れてしまうことがよくあります。
高齢者により良いメンタルを持ってもらおうという気概がある方は、セラピーを学ぶことも多くなりました。
セラピーをしてきた方が介護現場に入るケースも多くなり、スキルを活かして働きたいと考える方も増えてきています。
ただ、セラピーを活用する考え方を現場で受け入れてもらえずに、活躍の機会を得られないこともあるのが実情です。
セラピーの効果について、十分に理解が進んでいないのが介護現場で活躍の機会を得られない原因です。
介護保険制度でもセラピーに対して点数が付くわけではないため、施設としても積極的に奨励していくのが難しいという問題があります。
ただ、各種のセラピーをサービスの一環として捉える介護施設もだんだんと増えてきました。
もし、現在の勤務先ではセラピーについての理解があまり進んでいないのなら、転職してセラピーを活かそうとしている職場で働くのが大切です。
セラピーのスキルを活かすのは自分にとってやりがいになるだけでなく、サービスを受ける高齢者にとってもメリットになります。
理解のある職場を選んで転職し、セラピーのスキルを活かしていきましょう。